平成29年度から平成33年度の今後5か年に渡る福井市の食育推進計画がこのほど纏まり冊子化されました。

基本理念として[ふくいの食を通じて心身ともに健康で豊かな食文化を育む]を掲げています。

この中でふくいの食文化とは何かとの問題提起を行いましたが、策定委員全員が明確な答えは持ち合わせていませんでした。福井の伝統・伝承料理も野菜や海の魚とともに少なからず残っていますし、大豆や大豆加工品である油揚げなどは宗教と関連していた面もあり影は薄くなってきましたが油揚げの消費量は日本一である事実にも現れています。決して福井のオリジナリテイが消滅したわけではありません。又福井の食が洋風化になっていったわけでもありません。洋風的食が福井化した事が福井の食の特徴づけが出来なくなったことと思います。ソースかつ丼なんぞはその最たるものです。欧米の肉食を福井化・日本化した福井発の食です。

福井の食を大事にしながら、家族の健康と地域の健康そして地球の健康を救うのは日々の食育推進です。目標は高いですが、達成に向けて関係者が努力すれば完遂となるでしょう。

中には「福井生まれの食育の祖 石塚左玄」も記載あり。

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